ブラックエプロン 勉強法(随時更新)
私がブラックエプロンを取得するまでに実践した勉強法をここにまとめます!
〈勉強ツール〉
・基本的に自作
(自作に使用した素材は,社内で共有されている問題集や各種マニュアル等を参照しました)
自作問題集はこちらにて共有しております。
☞FY18-19問題集
(各ファイルはロックしてあります。閲覧したい方は直接お問い合わせ頂けますと幸いです。尚,PTRに限らせていただきます。)
※一時的にリンクを切ってあります。
(蛇足ですが,範囲外ではあるものの個人的に面白い知識を纏めた問題も作成しました。こちらはオープンにしているので興味があれば閲覧して下さい。☞特別問題集 )
勉強は,テストの半年前程から準備し始めました。
そもそも,出題範囲に季節限定豆の知識が入っており,こちらに関してはテスト直前まで解禁されない可能性があるので,大変でした。
なので,スタバに長く勤務する予定の方は,2年スパンでの取得を目指す事がおススメです。
理由は,季節限定豆は再販が多く,その年に勉強しておけばそれがバックグラウンドとなり,どちらかというと復習に近い形になり勉強が楽になります。
勉強を進めるジャンルの順番は,以下の様にしました。
目次
1.コア豆をマスターする。
コア豆とは,スタバで1年を通して販売している豆の事です。このコア豆だけでも15種類あり,それぞれの風味や味わい,また相性の良いフード等覚える事がたくさんあります。
しかし,働いていれば1番触れる機会の多い知識なので,勉強の導入には最適です。
この勉強に使用したツールはこちらです。
公式サイトにおいて,それぞれのコーヒー豆は以下の様に説明されています。
- 生産地...コーヒー豆の風味を特徴づける3つの代表的な生産地(ラテンアメリカ,アジア/太平洋,アフリカ)のどこで生産された豆か。コーヒー豆の中には2つ以上の生産地をブレンドしたマルチリージョンコーヒーも存在する。3つの代表的な生産地の中のどの国で生産されているかも覚えておきたい。
- 加工法...主に水洗式,半水洗式,乾燥式の三種類の加工法がある。
- 風味のキーワード...それぞれの豆の特徴を表すキーワード。例えば,スターバックスで定番のコーヒーであるハウス ブレンドは,Rich(豊かな)&Lively(いきいきとした)という二つのキーワードを持つ。
- 酸味及びコクのレベル...酸味はHigh/Medium/Lowの順に少なくなり,コクはLight/Medium/Fullの順に濃く深い味わいになる。
- 相性の良い風味...それぞれのコーヒーと相性の良い風味(レモン,オレンジ,チーズなど)の説明。酸味のあるコーヒーは柑橘系と相性が良く,コクの深いコーヒーはチョコレートやチーズなど味のしっかりした風味と結びつきやすい。
ここで曲者なのが,相性の良い風味です。コーヒーによっては5種類以上の風味を持つため,覚えるのが大変です。
こちらに関しては,語呂合わせで対処しましょう。
語呂合わせに関する記事は後ほど公開致します。
☞2018/10/16に公開致しました!!
語呂合わせ編【ブラックエプロン勉強法】 - 右手にラテを左手にピィを
まずは基本を押さえるという意味合いで,テイスティングを繰り返し,自身でその風味や特徴を五感でキャッチし,知識と結び付けてみましょう。
2.一般常識をマスターする。
コーヒーにも歴史があったり,その生産地によって様々な特徴や利点があります。
その様なコーヒーの背景を勉強していきます。
コア豆をマスターしていれば,ある程度の産地やコーヒーに対する興味も出てきていますので,こちらもまた取り組みやすくなると思います。
この勉強に使用したツールはこちらです。
歴史や地理の知識に入ってくると,年号や様々な人物が登場し,覚えるほどにこんがらがっていくと思います。
やみくもに覚えるのではなく,技術の過程やコーヒーがそれぞれの国に広がった経緯などを理解しながら覚えていきましょう。
年号と事象を結びつける勉強法は,語呂合わせ,ロキ・メソッドなどが有効です。
3.季節限定豆をマスターする。
こちらはその時々に取り組んでもいいですし,直前にまとめて取り組んでもいいと思います。
入社時期によっては,知らないフードや豆が出てくると思いますが,それでもBAを取得した方が身近にいますので,そこまでのハンデにはならないと思います。
ビジュアルはインターネットで検索すれば出てくると思いますので,必要に応じて参照する事をお勧めします。
季節限定豆に加え,季節限定フードも同じく覚えることが大変です。
個人的には,コーヒー豆のフードペアリングとしてフードを覚えることをおススメします。
フード一つ一つと相性の良いコーヒー豆を覚えることは結構大変ですし,また日頃の中で本日のコーヒーに絡めて覚えていくことが効率的だからです。
4.コーヒーパスポート等,社内独自の表現を参照し,知識を上書きする。
ここが肝です。2で紹介した一般常識は様々な書籍での勉強にもなると思いますが,数字や表現は書籍によってまちまちです。
その際に優先すべき知識は,スターバックスが公式に公開している数字や表現です。
テストにおいてもこちらの数字が選択肢ないしは解答に求められますので,優先的に覚えましょう。
但し,情報によって異なる知識などはテストに出にくい傾向がありますので,優先順位は低めです。記述式の加点材料に用いるのがベターです。
大まかに分けるとこの様な順序になると思います。
~勉強法について~
では,これらをどの様に覚えていけばいいの??
続いて勉強の仕方ですが,これはどのステップでも共通です。
なにせ時間との勝負です。情報をノートに改めて書き写す方がよくいらっしゃいますが,あまり効率良くありません。思い出など別の意図で取っているのでしたらその限りではありませんが。
なので,初めは知識量に関係なく,各ジャンルの問題集に取り組んでみましょう。
ジャンル毎に問題数は様々なので,初めは1〜50番を解いてみる等と決めるのが良いと思います。
恐らく10分程度で終わると思います。
初めて解くと,点数は壊滅的になると思います。でも、それでいいんです。
また,問題を解くのは1日1回で充分です。
それを3日程続けます。
段々と点数が上がってくると思います。
無意識でも繰り返し問題を解いていくと頭が勝手に憶えてくれます。
この段階で,分からなくても解答を見て既視感がある問題も出てきます。
また,解答をみてもさっぱり意味の分からない問題もあると思います。
次にやるべき事は,最後の解答をみてもさっぱり意味の分からない問題を調べる事です。
ここで初めて書籍やインターネット,スターバックスのマニュアル等を参照します。
そして,その解答を憶える様に努めます。
次の日も同様に同じ箇所を解いていきます。
ここまでで同じ問題を4,5回解いてるので,半分は解ける様になっているのではないでしょうか。
後半は今までで一度も解答出来なかった問題等の復習も加えて行います。
以上の流れを1週間行います。
すると,7,8割は取れるようになっているはずです。
7割以上の点数を取ることが出来たら,その範囲は次の日に解かず,1週間後に解きます。
そこでも7割以上とれていたら,次は2週間後…と,段々と期間を空けていきます。
逆に点数を取ることが出来なければ,復習を行なった上で,再度1週間後に解いて下さい。
これを繰り返します。
知識に不安のある方は,1週間後を3日後等,短く設定して頂いても構いません。
このサイクルを繰り返していけば,選択問題や穴埋め問題に対してはほぼクリアできると思います。
また、このサイクルに慣れてきたら,違うジャンルの問題も並行して取り組んで覚える問題を増やしていきましょう。
勉強サイクルまとめ
- 何も覚えてない状態で,問題集に取り組む。(上から50問,コーヒー豆5種類など範囲を決めて)
- 1日1回解き,採点する。それを3日間続ける。
- 3日間で全く解けなかった問題,不安な問題を復習して覚えるよう努める。語呂合わせやロキ・メソッドを活用する。
- 2から数えてそれを一週間続ける。(2で毎回正解した問題は知識として定着しているので,その後毎回解く必要はありません)
- 7~80%をキープできるようになったら,次に解くのは1週間後にする。
- 1週間後に解いて解けなかった問題を覚える。7~80%をキープ出来たら次に解くのは2週間,1ヶ月...と間隔を空けていく。
- 幾つかの範囲を段々と増やし,並行して2~6を繰り返す。
以上のサイクルを継続的に続けていけば,時間が無い方も少ない時間で着実に知識を高めることが出来ます。何より,覚えようと頑張る必要が無いのでストレスも溜まりにくく,途中で投げ出すリスクも少ないです。
ここまではインプットの時間になります。
その後は,まとめ問題集や他のPTRと問題を出し合う等,アウトプットの時間を増やしていきましょう。
記述式に関しては,模範解答はありません。
貴方が描く文章の中で,必要な知識を入れ込んで下さい。上のサイクルをしっかり行っていれば,問題ないはずです。
但し,数回は過去問題に挑戦して,形式に慣れておきましょう。
一番大切なこと
最後に1番大切なのは,コーヒーへの情熱を持ち続ける事です。
ブラックエプロンの取得がゴールではありません。
その先に何をしたいのか,そのビジョンを持って,店舗のPTRを巻き込んでぜひ挑戦して下さい!!
至らない文章ですが,ここまで読んで頂きありがとうございます。
質問等も喜んでお受けいたします^ ^