永久機関,リザード??【ポケモン図鑑解読シリーズ】
こんばんは。
9月に入り,今年が史上最強レベルの猛暑であったことを忘れてしまうかのように肌寒い日がやってきましたね。
そろそろあの暑さも恋しくなってきたのではないでしょうか。嘘
経験的な話になりますが,毎年夏になり熱くなってくると冬の寒さを思い出してどちらが耐え難いのか考えようとするのですが,どうしても冬の厳しい寒さを思い出すことが出来ないんですよね。
あれ,ぶっちゃけ半袖でも過ごせたんじゃね?
とか思ってしまうレベルです。
これは逆も然りです。
因みに,逆も然りを英語で書くと,
"vice versa."
という,ちょっとおしゃれな慣用句になります。
良かったら使ってみてくださいね。
さて,ポケモン図鑑を解読してみた。のブログを以前執筆したのですが,なんだかんだ面白かったという事と,今現在ポケモンの数が800匹を超えてきたという事で,いよいよポケモン図鑑の中でカオスな状況が起きているんじゃないかという好奇心が育ってきてしまったので,このブログでちょくちょく突っ込んでいこうかなと思います。
初めは真剣に考察していきたいと思ってますが,途中から投げやりになるかもしれません。。。笑
さて,バンギラスに続き,2匹目の登場です。
カントー地方から,リザード!!
...二段階進化のポケモンで真ん中のポケモンって,何かと不遇ですよね。
技を早く覚えさせたいとか,かわいいとかでたねポケモンをそのまま育てることもありますが,真ん中のポケモンでその待遇を受けたポケモンってほぼ皆無じゃないでしょうか。
しかも真ん中に進化させたら一早く最終進化系までもっていきたいですよね。
...
あっ,ヤルキ (ry
さて,気を取り直して,リザードの図鑑をみてみましょう。
画像はないのですが,ポケットモンスター ルビー・サファイアから抜粋。
鋭い ツメで ようしゃなく たたきのめす。 強敵と 向かい合うと 気分が たかぶり 尻尾の 炎が 青白く 燃え上がる。
ええ...。みたことないんですが。。。
少なくとも私のアニメ閲覧歴・ゲーム歴をブラウズしてもその様な描写はなかった気がします。
そもそもホウエン地方でカントー御三家は激レアな存在であり,その姿を見る機会がそもそも稀有なのではないでしょうか。
だからって,そんなデタラメ(未検証)書いちゃいけませんよ,博士たち。
きょうてきと たたかいつづけ エキサイトすると あおじろい ほのおを はきだすことがある。
あら,オーキド博士も確認済みだったのですねΣ(゚Д゚)
それはそれは失礼いたしました。。。
我々は白黒の世界で過ごしていたのでわからなかったんですね。(強引)
とまあ考えてみたわけですが,ここまで読んで頂いた皆さんならお察しの通り,ポケットモンスターX・Yでメガシンカという要素があり,リザードの進化系であるリザードンがメガシンカした,メガリザードンのビジュアルを見ると,この説明が伏線だったと推測できます。
余談ですが,リザードンの図鑑説明の突っ込みで有名な話がありますね。
つよい あいてを もとめて そらを とびまわる。なんでも とかして しまう こうねつの ほのおを じぶんより よわいものに むけることは しない。
上の説明はルビー・サファイアからですが,注目すべきは後半。
こうねつの ほのおを じぶんより よわいものに むけることは しない。
...
サトシがいかに最強であるかがこの一文で分かったかと思います。
では最後,ポケットモンスター Yから抜粋。
もえる シッポを ふりまわすと まわりの おんどが どんどん あがって あいてを くるしめる。
一瞬,
とか思ってしまいました。
この現象は非常に興味深いですね。
しっぽをぶんぶん回すと温度が上がっていき,しかも相手を苦しませるほどの高温になるということですね。
そもそもそんなぶんぶん回して命同然の炎が消えてしまわないかと心配になりますが。
冒頭にも話しましたが,人間が暑さで苦しくなってくる温度はやはり40℃を超えてくるあたりですかね。これは皆さんの経験で納得すると思います。
そんな40℃の世界をしっぽを回して容易に作ってしまうリザード。
果たしてそんなことは可能であるのか!!
考えてみましょう。
考察:リザードって,どれくらいすごいの??
1㎥あたりの空気を1℃上げるのに必要なエネルギーは,以下の式で求められます。
エネルギーE[kJ] = 比熱Cp[kJ/kg・K] × 質量m[kg] × 温度差ΔT[K]
調べてみた所,空気は温度によって密度が変わってしまうため,質量も準じて変わってしまいますが,簡単の為,無視して計算していきます。
空気の定圧比熱Cp: 1.007 [J/g・K] ※300Kの時
空気の密度ρ: 1.1763[g/㎥][1]
今回はポケモンリーグでの戦闘を想定して,大体テニスコートくらいの大きさで考えてみます。
Wikiによると,一般的なダブルスのサイズは,
縦: 23.77m
横: 10.97m
高さは約5m程度まで熱せられると仮定して,空気の質量を求めると,
質量m[kg] = 密度ρ[kg/㎥] × 体積V[㎥]
= 1.1763 × 23.77 × 10.97 × 5.00
≒ 1533.64
となります。
では,これらを上記の式に代入してみましょう。
E = 1.007 × 1533.64 × 13
≒ 20,077,000 [J]
約2千万ジュール!!!!
これは1kgのガソリンを燃焼した時に放出されるエネルギーの約半分だそうです。
勿論,この計算では放熱により損失してしまう熱を考慮していない為,実際にはもっと大きなエネルギーを要すると思います。
しかし,これほどのエネルギーをしっぽを振ることで放出させるリザード。
その根源はやはり命と同値であるその炎が携えているのでしょう。。。
ロマンがありますね。
ちなみに,300kgの氷を全て溶かすのに必要なエネルギーは約1億ジュール。
雷の平均エネルギーは約15億ジュールということです。
..
結論,やっぱりサトシが最強ヾ(@⌒ー⌒@)ノ
ここまで読んで頂きありがとうございます!
計算については稚拙な部分がある為,細かい点についてはご容赦下さいm(_ _)m
参考文献
[1]http://www.sensbey.co.jp/pdffile/materialpropety.pdf